僕の村は戦場だった

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アンドレイ・タルコフスキー長編監督処女作。
先週に行った新文芸座のオールナイトで鑑賞した。今更ながら、感想をつらつらと。
ひかないで読もう。

ドイツ対ソビエトの戦争で戦った少年兵の話。ベネチアでグランプリを獲得したらしい。「西部戦線異状なし」並に、戦争の儚さについて考えさせる一本。

勿論戦争について考えたこともあるが、それ以上に少年のキレイさに目を奪われた。無垢で純粋で美しい眼差し、体つきをしている。変態みたいな感想だが、それを物凄く感じてしまった。
先日見た「バッドエデュケーション」という映画に出てくるボーイソプラノの男の子からも同様の美しさを感じてしまった。彼らは透きとおっている。

「美しい」

この一言に集約される。
女の子供からも感じることはなく、大人の女性からも感じることはない、本当に独特な美しさ。
昔の男の人は、女の人とではなく、少年と恋愛関係にあるということが普通にあったらしい。その気持ちもわからないでもなかった。

何度も言うようだが、そっちっけはない。くれぐれも勘違いなさらぬよう。