2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

バッドエデュケーション

ペドロ・アルモドバル監督。 今日は1000円で見れるデーだったので、勢いよく行く。絵がヤバイ。素人の僕が言っても説得力がないのだが、美術の色が良すぎる。 バキバキとした主張の強い色をガッツリ使う。脳天直撃。見とれてしまった。 スペイン映画というこ…

斜陽

言わずと知れた太宰治の小説。 最近「斜陽」という言葉を使うことが何故か多いのだが、小説は読んだ事がなかった。 ブックオフで100円で売っていたため、即刻購入する。簡単な筋を言うと、貴族がドンドン落ちぶれていき、破滅する話。母は結核で死に、弟は自…

サマリア

キム・ギドク監督作品。 ベルリンで監督賞をとったとのこと。この映画を見てから、2時間は凹み続けた。僕の好きな映画というのは、何かしら気持ちを揺さぶってくれるものだから、その点においては素晴らしい。3部構成になっている。その中でも最も良かったの…

暗い過去シリーズ「炎天下」編

最後を締めくくる第三弾。一人暮らしの人、必見。 これは、高校の夏休みのときのこと。 高校時代、野球部だった僕は13:00からの練習に行くため、10:30に昼飯を食べていた。 そのときは、親がいなく机の上には一通の置手紙が。それによると、昨日の夕飯の残…

暗い過去シリーズ「飲み物」編

「傷」に引き続き、第二弾。僕の場合は、何か飲むときにより目で中を見る癖がある。 それは、高2の秋だった。残暑の厳しい中、運動会が無事終わり家に着くと、僕の喉はひび割れんばかりに渇ききっていた。当然その足は飲み物のある方へ。食器棚からコップを…

金融について

ちょっと硬派な社会派っぽく。ふと疑問に感じたことがある。 所謂お金持ちは信用があるから、安い金利で融資をうけることができる。しかし、貧乏人になればなるほど融資先が減り、金利が高いサラ金や闇金に行かざるを得ない。 これって変な話じゃないか?仮…

暗い過去シリーズ「傷」編

大学1年の時の情報処理の授業で作ったコンテンツを移植します。 若き頃の面影を。 以下に記す。自分の右手にふと目をやる。縦に5cmほどの一筋の傷がある(ミギーは無関係)。それは、今でも忘れはしない。 その時僕は小学5年生だった。その当時の苦手科目で…

ミミ

ギャスパー・ノエ撮影・美術監督&製作作品。 監督ではない。 で、50分程度の短編。簡単に内容を説明すると、ミミという少女が母親の自殺未遂による入院によって、おばさんに預けられる。おばさんの愛人に性的悪戯をされるなど、ひどい仕打ちを受け、彼女も…

私の意外な( )について

人のエントリーシートって案外気になるものだよね。 で、今回はスペシャルサービス一部大公開。一応説明すると、「( )」の中に何か文字を入れる。 その上で、文章を書く。 以下、僕の回答。 私の意外な( 私生活 )について初対面の人に言うと驚かれること…

カナリア

塩田明彦監督作品。 「害虫」のときと同様に、音楽はzazen boys(旧ナンバーガール)。 ネタバレあり。オウム真理教まがいのカルト宗教団体「ニルバーナ」から社会復帰をしようとする男の子と、大人から見たデフォルメ現代女の子の話。男の子と女の子は社会…

カノン

ギャスパー・ノエ監督。 カノンとはギリシャ語で規範という意味らしい。 ヨウヘイ氏の映画を観はじめるきっかけとなった記念すべき作品。「カルネ」という映画の続編とは知らずに、先に借りてしまった。後悔先に立たず。そんなものを振り払って勇気を出して…