暗い過去シリーズ「飲み物」編

「傷」に引き続き、第二弾。

僕の場合は、何か飲むときにより目で中を見る癖がある。

それは、高2の秋だった。残暑の厳しい中、運動会が無事終わり家に着くと、僕の喉はひび割れんばかりに渇ききっていた。当然その足は飲み物のある方へ。食器棚からコップをとり、冷蔵庫から牛乳をとりだし、ナミナミと注いだ。そして口へと注がれる。3分の1ほど飲むと、底が半分くらい見えてくる。
すると、「ミニトマトのへた」みたいなものが突如現れた。まあ気にせずゴクゴクと飲む。実に美味なり。
半分ほど飲むと、なんか「へた」が動いているような気がしてくる。飲むのをやめ中を確認すると

蜘蛛

しかも、ミニトマトほどの大きさ。当然ゲロゲロなわけで、こうして高2の秋は過ぎていく。