暗い過去シリーズ「炎天下」編

最後を締めくくる第三弾。

一人暮らしの人、必見。

これは、高校の夏休みのときのこと。
高校時代、野球部だった僕は13:00からの練習に行くため、10:30に昼飯を食べていた。
そのときは、親がいなく机の上には一通の置手紙が。それによると、昨日の夕飯の残りである混ぜご飯(具はひき肉を醤油で炒めたものと、溶いた卵をやいてぼろぼろにして甘く味付けされたもの)を食べろとのこと。
ジャーに入っているそれを茶碗によそり食べようとする。お箸でつかむと何故か微妙に糸を引いているではないか。疑いつつもそれを口へと運ぶ。何か納豆みたいな味がする。(我が家では三色ご飯という名のもと前述の具+納豆の夕飯をすることがたまにある。)
その時僕は、三色ご飯を混ぜたものだと信じて平らげた。

そして部活にいく準備をしていると、母親が帰ってくる。準備が終わり玄関で靴を履いていると、母親が声を荒げてやってきた。

「あのご飯食べちゃった?あれ腐っているわよ!!」

そんなの知らんわ!てっきり納豆入りだと思ったじゃん!
その日含めて、お腹に異常は全くありませんでした。親の育て方に感謝。