えびす家

門前が言った。
「ライフタウンの東急のそばに、ざんまいをしのぐ焼肉屋がある。」
しかし、そこは我々にとっては未開の地。屯田兵の門前を筆頭に、怪しげな家系焼肉屋へ潜入した。

滝ノ沢商店街とかいう、怪しげなゾーンの一番奥にあるのが「えびす家」。その隣のお店は「スナックルパン」。後者の方が実は気になる説濃厚だ。
この商店街の入り口には無許可使用と思われるアンパンマンミッキーマウスの壁画がカラフルに並ぶ。この絵が異様な雰囲気を醸し出し、無法地帯ということにまず気が付く。一行は足がすくみ、半分位ちびっていたが、果敢に前へ進み、店内へと突き進む。
店内は平日だというのに焼肉屋へ来ている無法者で溢れかえり、煙でむせかえっていた。

色々注文した。
ご飯大盛りはウケ狙いとしか思えないとんでもない盛り方。
えびす家サラダは300円のくせして、あのざんまいと遜色ない量。味的には、こっちの方が好みである。
肉を多種1人前ずつ注文したが、盛りがやはり良い。味は感動するほどでもないが、決してまずくはない。普通くらいだろうか。カルビとかいかにも肉ってのは大したことはない。けれどもホルモン焼きのお店ならではで、ホルモンとやらは美味しかった。相場をしらないから美味しく感じたのかもしれない。
肉は1人前500円均一位。

噂は嘘だった。ざんまいをしのぐことはできなかった。
しかし、並ばずに、交通のアクセスも良く、近所で、この安さの焼肉屋があることは大発見だった。もっと早く知っていれば、使っていたのになぁ。

ザンマイ=Z
えびす家=Y
今度は通称Xという名の焼肉屋が出てくるであろう。

僕としてはこういう地元密着型の大衆系のお店がとても好き。いせやにしかり。もっと開拓したいね。