メゾン・ド・ヒミコ

メゾン・ド・ヒミコ 通常版 [DVD]

「2006年映画を振り返る」的な特集を眺めていたら、やたら登場頻度が高かったので、とりあえず観てみる。
オダジョーはこの様な台詞を吐いた。「欲望が欲しいんだ。無茶無茶強烈な欲望が。」

ストーリーとはほとんど関係のない台詞だが、寝正月連休の僕を痺れさせた。ぶっちゃけ僕には欲望は、無い。

「忙しい」の3文字を常に頭の片隅に備え付けて、降り注ぐ情報を右から左へと裁くことを延々と続けていると、脳味噌が砂漠になる。通り過ぎる日々を、その大きな河の流れに身を委ねると、その時点でアウト。時間が経つし、生活は普通に成り立つし、何不自由ない量産型コンピューターになる。休日は来るべき平日に備えて充電すればOK。欲望なんていらない。欲望は去勢された。

映画で言いたかったこととも教訓とも交わることはないのだが、「欲望」を持とうと思った。無茶苦茶これがしたいとか！

こんな感じで2007年も宜しくお願い致します。