東京大学「80年代地下文化論」講義(宮沢章夫著)


東京大学「80年代地下文化論」講義

東京大学「80年代地下文化論」講義

3月に迎えた誕生日以来、今年2冊目の新品本。
タイトルの通り、80年代とは何だったのかということを語った内容。
一年に何冊と出会えない良い本でした。


勉強になった内容は山ほどあるので割愛。
80年代は知らないことだらけ。その事実に愕然とした。

80年代、僕は生きていたらしい。なのに、この本に書かれている内容と同時代では一点の接点もなく、歴史的事実として佇んでいることに愕然とした。同じ時代を生きていたはずなのに、その時代の空気感や文化の一つも実体験として共有できなかったなんて。


尤も小学校にあがる前の子供が、「フムフムなるほど80年代は懐かしい」なんて言っても妙な話だが。
今後00年代を振り返ることが出てくるだろう。その時には実感を伴えればと思った。僕にとって今一番大切なものは文化かもしれない。

          • -

お裾分け
ash/orpheus