高円寺阿波踊り@高円寺

「西の徳島、東の高円寺」と呼ばれているらしい。阿波踊り界では。
高円寺で活動する者にとって、観覧必須。おどらにゃ損損ってな具合でね。



開催二ヶ月前位。街に高円寺阿波踊りキティというお土産が出現した。
開催一月前位。気が付くと電車の閉まるメロディーが阿波踊りの旋律になっていた。
開催一週間から着々と準備が進む。家〜駅の往復の中に、お祭りの雰囲気が芽生え始めた。
開催当日朝。何故か街は静まり返っていた。嵐の前の静けさだった。


日曜19:00にノソっと起き、様子を伺う。露天で賑わう通り道を掻き分けると、メイン会場の駅前通りは人でごった返していた。イカを噛り付きながら、ねむけ眼で観覧する。
「さぁ次に踊りこんできたのは××連です!」とか司会の人が言っている。踊りこんでくるって表現自体が面白く、テンションが上がる。


人が踊っているのを観るだけなので、大して面白くないだろうと余り期待していなかったのだが、そんな予想とは裏腹に大変見応えがあった。背筋に引張られて反り返る背中を我慢して、2時間程度楽しむ。
帽子をかぶっている女性の集団が美しく見えた。日本人女性が美しいと言われる所以はこんな一コマからもたらされたものだろうと思った。


終了最後の3分。会場はカオスと化す。観覧席から次々と乱入し、最高潮の盛り上がりを見せる。いても立ってもいられなくなり、突っ込む。見真似でパチッて踊る。
隣人の顔すらまともに知らないくせに、繋がれた気がした。


その瞬間の映像↓