BIG DAY OUTに行ってきました。

僕の勤めている会社には、リフレッシュ休暇制度という、最長一週間休める休暇制度がある。実に神がかった制度だ。
それを利用して、オーストラリアのBIG DAY OUTにいってきた。

イメージ的には、フジロックというよりもサマソニのようなイベント。オーストラリア・ニュージーランドの6都市(僕が行ったのはアデレードという街)を巡回し、30万人近くを動員するロックフェス。単純計算で、一都市当たり5万人。うじゃうじゃ人がいました。


僕とBIG DAY OUTとの出会いは、2many djsのLIVE盤だった。

Radio Soulwax Live - Get Yer Yo Yo's Out

Radio Soulwax Live - Get Yer Yo Yo's Out

終始アゲまくる鬼のようなLIVE盤で、僕もこの空気に触れてみたいと思っていた。


ちなみに過去のヘッドライナーはこんな感じ。

2008年⇒レイジとBjork
2007年⇒Toolとmuse
2006年⇒ホワイトストライプスとイギーポップ(個人的にはSoulwax
2005年⇒ビースティーとケムズ
2004年⇒メタリカmuse(個人的にはstrokes・basement jaxx・aphex)

で、今年はニールヤングとprodigyという結構微妙な感じ…
そんな中、「折角来たのだから」という貧乏性から、結構ハッスルして頑張ったよ。


the ting tings
多分観る人が観たら、今年のベストアクトと言っても過言でないほどの盛り上がり。
フジで言うと、レッドマーキーで入場規制がかかるほどの混雑振り。女ボーカルということもあり、女の子のファンの姿が結構目立っていた。
スピーカーがあまり良くなく、聞き取りにくいところが多々あったものの、キラー的な曲を随所に挟み込み、観客を持っていく持っていく。2人組は大きなステージでやらなくて正解。フジのホワイトストライプスみたいな寂しいことになりかねない。


てかオーストラリア人、歌いすぎだね。サビの部分だけかと思いきや、フルコーラスでアンセムっていた。
僕も負けじと、口パクという技で応戦したけどね。



Adelaide Big day out 2009 Ting Tings / That not my name


black kids
ting tingsがあれだけ盛上がったんだから、こちらもさぞかし…と思っていたら、観客は思いの他少なく快適。オーストラリアでは人気がないのか…
やはりライブも全然盛上がらず、観客もキラーソング「I'm not gonna teach your boyfriend how to dance with you」待ち状態。一曲演奏する毎に、その曲ではないと観客はあからさまにがっかりしていた。
演奏も下手ってわけではなかったけど、いかんせんパワーが足りなかった。あのキワモノっぽいキーボードのおばさん二人がガンガン攻めてくれば熱いのにと思った。



Black Kids I'm Not Gonna Teach Your Boyfriend How To Dance With You Live at Big Day Out Sydney 2009


silent disco
噂のサイレントディスコを初体験した。
ブースに入るとヘッドフォンを渡される。DJがFM電波を発し、ヘッドフォンで受信して踊る。因みにDJは二組いて、自分の好きなチャンネルを切り替えることができる。だから結構シビアで、盛上がらないとお客さんがチャンネルを変えてしまうのである。ちょっとしたDJバトル的な感じ。二組が回しているからこそ、はたから観るといろんな踊り方に見えて結構面白い。
僕はROCKをやたらかけているDJにハマってしまい、1時間以上そのブースにいたと思う。オーストラリアでやたら流行っているMGMTの「Kids」を聴いてからsilent discoを後にした。



Silent Disco - Sydney BDO


simian mobile disco
僕としてはベストアクトとなった。観客に背を向けて、ぶっとい低音をブリブリ鳴らすオタクっぷりに感銘を受けた。
オーストラリアではクラブカルチャーというのがないのか、超がつくほどガラガラ。
しかし40歳位のオジさんが踊りまくっていて怖かった。
僕も将来あんな感じになるのかな…



Simian Moblie Disco Intro @ Big Day Out Melbourne 2009


hot chip
今回観た中で、一番とキワモノで怪しかった。異常なまでのルックスのダサさ。けど、パフォーマンスと音はスタイリッシュだから不思議だ。
ボーカル的存在のメガネが、太鼓をトントコ叩いている姿が印象に残った。simian mobile discoの時とは違い、混んでいた。日本ではhot chipをあまり聞かないが、オーストラリアでは人気なのか。因みに、一番新しいアルバムをブリスベンのレコ屋で650円ほどで買っちゃいました。ラッキー



Hot Chip - Ready For The Floor


the prodigy
大物感は段違い。simianでスカスカだったステージが超満員に。
僕がbig day outで一番びびったのが、prodigyで合唱になったこと!ting tingsで合唱になるのはうなずけるけど、ラップ的な曲で合唱って!何かすごく貴重な場面に遭遇できた。レアポケモンを見つけた気分だ。



Prodigy - Smack My Bitch Up, Live at Big Day Out Melbourne 2009