ボーイ・ミーツ・ガール

レオス・カラックス監督作品。
K森氏のブログで大変コメントの伸びたエントリーだったので、140円(190円〓50円引き券)でレンタルして見ることにした。デフレ最高。

フランス映画って、何でこんなに薄暗いのでしょう。「深夜特急」にも書いてあったが、フランス人の若者はどこか退廃的らしい。まさにそんな感じ。破滅願望を静かに、あたりかまわず散らかした。

主人公のアレックスはほとんど喋らない。表情も変わらない。退屈と言っては退屈だ。
そんな彼は、キスしているカップルに小銭を投げた。仕草一つ一つを深読みすると、悲しくなる。書きながらそう思った。ほとんど解釈できていないが。

Art-schoolという引篭もりrock bandのアルバムの一曲目が同様のタイトルだった。「汚れた血」というタイトルの曲もある。アレックスという人物も登場する。
そんな彼らの綺麗だけれども、薄暗く激しいイメージと重なり合った。僕の頭の中でも鳴り響いた事があるから不思議だ。