マインドゲーム

文化庁メディア芸術祭で見た2本目の映画。
これもアニメで、やたら評判の高いクレヨンしんちゃんの劇場版を担当している湯浅政明とか言う人の作品。
全国から集まってきたと思われるアニメオタクがごった返し、会場は前代未聞の熱気に包まれた。

現代版の「イエローサブマリン」と言っても過言でないほど、ビートルズも真っ青の、超サイケデリック映画だった。音楽は山本精一というROVOのLIVEでMCをやり笑いが起きたおやじが担当。確かにこりゃ評価がつくわけだ。

記憶の行き来や妄想が連続する。アニメなのに、登場人物の顔が写真の切り貼りになる場面が多様される。これまた新鮮だった。ドンドコドンの人の顔が貼り付けられたときに、会場内で笑いが起きたのも狙いのうちか。

ストーリーは急激な勢いで、ドンドン展開していく。物語の核がつかみずらいとは思うが、恐らくメッセージは一つ。「考え方一つで世界は変わる」
就職活動をしている身分としては、福音とも言えるものだった。
こんなアニメ一つに動かされるなんて、なんて単純な人間なんだろうとおもった。

見る価値あるアニメ。アニメをいたずらに否定するのはよくない。

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4月9日に新文芸座でクレヨンしんちゃんオールナイトがあるらしいです。