マンゴ

今日、実家の食卓に生まれて初めてマンゴが並んだ。
どうやら日本では高級品らしい。
三浦屋とか行かなきゃ手に入りそうもないしね。

日本では貴族クラスしか食べることのないマンゴも、ベトナム南部やカンボジアに行けば庶民的な食べ物としてゴロゴロ薄汚い市場に並んでいる。
お値段も物凄く安く、一つ数十円で手に入る。ところが日本では、庶民の口には入らぬ品。
何かこの構図って面白いよね。

金銭を介した裕福さレベルだと
「東南アジアの貴族<日本の庶民」
というのが成立するのに、トロピカルフルーツを介した裕福さレベルだと
「東南アジアの庶民=日本の貴族」
となる。
何だか東南アジアに仕返しされているみたいだ。

海を渡ると高級品へ早変わり。
貿易マジック。

そんな僕は、馬鹿みたいに安いマンゴシェイクを2000リエル(50円位)で飲み、マンゴががばがば入ったシントー(ミックスジュースみたいなやつ)を3000ドン(20円位)を浴びるほど飲んだとさ。