大学3年生と音楽

音楽という切り口で、大学3年生を見ていこうと思う。
良く好んで聴いた曲より。

大学3年生を彩る5曲、厳選5曲を時系列で大発表する。

今年の傾向をまず先にいうと、何かと静かな曲をやたらきくようになった。引っ越して和室になり、畳の上で生活することが一つの要因かと思われる。
その空気にマッチする曲=静かめの曲みたいな。



sigur ros /  ()の4曲目

B00006LLNU.01.LZZZZZZZ.jpgこのsigur rosの「()」というアルバムを聴かないで一生を終える人は、一つの悲劇であるといっても過言ではない(海外の雑誌っぽく)。特に最初の4曲は爆発的に良い。CDのボタンを押した瞬間に和室はアイスランド風の和室に空気が変化する。
落ち着いた、フワフワした音が漂う。アイスランド語のわけのわからぬ「イサイヤー」とか言う声。このボーカルはゲイだという。そんな背景をしったら何故か悲痛な、孤独を感じる声に聞こえ目頭が熱くなる。曲は静かに激しさを増していく。
日本に来たとき、教会でLIVEをやるという企画があった。結局流れてしまったが、そんな音楽。
実はこのブログの日付の表示はずっとアイスランド語sigur rosに憧れて。


belle & sebastian / model

B00005GOJF.09.LZZZZZZZ.jpgベルセバのことは結構前から知っていたが、とっつきにくいイメージがあった。YO LA TENGOが好きならベルセバも好きになるよと薦められて購入し、聴いてみたら大ヒット。気が付いたらタイガーミルク以外のアルバムは全て購入していた。一時期、ベルセバなしには生活できなくなってしまったほどだ。
数ある曲の中でもこれが一番好き。一番最初に好きになった曲。
ポップで落ち着き、耳当たりのよろしい曲。ささやくようなやさしいボーカルの声。明るいメロディーとは対比的に歌詞は薄暗い(らしい、正直内容は忘れてしまった)。こんなことを言うのもおかしいけど、何か希望の光がみえるんだよ。
フジロックに出演し、2回のLIVEともフルでみてしまいましたとさ。


basement jaxx / good luck

B0000DD56E.01.LZZZZZZZ.jpg去年のフジロック、マイベストアクトが彼ら。ルーリードを遠慮なく切り、登場から待つ。予想以上に素晴らしかった。
様々な音楽がミックスされ、ダンスという一つの共通言語で統一される。次から次へとボーカルが現れ、打ち込み+生演奏のショーへと化す。間違いなく、彼らのステージはアンダーワールド・ケミカルブラザーズを遥かに越えるものだった。会場は、恐らくこの年のフジロックの一番の盛り上がりを見せる。
一曲目に流れたのがgood luck。何か溜めていたエネルギーが一気に爆発するのを感じた。アップルシードのテーマ曲もgood luck。good luck good luck。
彼らのLIVEがあまりに良かったため、年末のカウントダウンイベントにも行った。そのときは、正直フジとほとんど同じ内容だったため目新しさに欠けたが、グダグダのロメオを除いては終始アガリっぱなしだった。


art school / lily

B0000A124B.09.LZZZZZZZ.jpg何でこんなに大したことないバンドの曲がランクインされているのか自分でもわからない。演奏も下手だし、歌も下手。来年もまだ活動を続けているのかもわからない。このCDを持ってすらいない。けれども、この曲が僕の頭の中で何度も何度も何度も何度も鳴った。
歌詞の内容は正直わからないが、どことなく退廃的な世界観が感じ取れる。つぶやくような、静かに鳴るギター。ホンの一瞬だけ全力で掻き鳴らす。
匂いと記憶が一致することはないだろうか?ある匂いによって、幼少の記憶が呼び起こされノスタルジーへと引き込まれる。それと同じでこの曲と記憶が一致してしまった。
恐らく、この曲を聴くたびに、思い出が引き出されるのだろうな。悪くない。鍵と錠の関係。


フリッパーズギター / グルーヴ・チューヴ

B00005FNXI.09.LZZZZZZZ.jpg社会を完全に舐めきった二人組み。「フリッパーズギターのセクシーダイナマイト」というコピーがこの曲には付けられたらしい。僕の目からは社会に唾を吐いているように映った。なんて青臭いこと言っているが、そのスタイルが未だにカッコいいと思う。音楽も勿論いいのだが、僕はその姿に憧れてしまう。
彼らの音楽は洋楽のサンプリングを多様している(らしい)。音楽の知識が少なくてわからないのだが、マイブラビーチボーイズの曲などなど。曲のアイディアはレコード屋に行けば転がっていると言い切ったほどだ。要はパクリ。
僕はフリッパーズになりたいよ。


大学3年生の中山拓は今日でおしまいです。今までありがとうございました。