真夜中の弥次さん喜多さん

宮藤官九郎監督。
音楽がZAZEN BOYSというだけで、観る気になってしまう。



あらすじ。
同性愛者の男二人組みが、ドラッグを断ち切るためにお伊勢参りにいく。


時代劇をやたら派手にして、バイクという文明の利器で爆走する。そんな勘違いした日本像なアメコミ風な映画なのかなと思いきや、インド映画ばりにいきなり歌って踊りだす。一応ロードムービーなのかなと思いきや、トレスポばりの幻覚映画になる。
語りつくせぬ様々な要素がごちゃごちゃにところ狭しとしきつめられて、わけわかんない。統一感がない。しかし、そこに宮藤官九郎という名前を入れるだけで、一本の筋が通ってしまうから、彼は凄いと思った。


しかし、あまりに多くの要素が入っているため、観るのに疲れる。正直、最初の1時間でお腹一杯になってしまった。けれども眠気は誘わなかった。


出演者が豪華なのもまた楽しめる。
何だかんだで、ZAZEN BOYS万歳だ。