ペルー1@ナスカ


2月8日に日本を発ち、南米上陸を果たした。
2都市目はナスカ。



小さい頃、オカルトに興味があった。
ノストラダムスにはビビッていたし、宇宙人の番組を見た後外に出歩くのが嫌だった。
けど、怖いもの見たさからついつい、テレビや本から情報収集をしていた。
その忘れもしないものの一つがナスカである!


前評判は、僕の過剰な期待とは裏腹に正直よくなかった。
皆が口々にショボイと言う。
しかし、そんな声に負けじと、38ドルという大金を支払って上空からみることにした!


セスナに乗る。
飛行場でその機体を見たとき、絶叫マシーンが苦手なことを不意に思い出した。その機体からは離着陸の不安定さを連想させ、あの胃が持ち上げられるような嫌な感覚をさせるのに十分に見えた。
その瞬間、ナスカの地上絵がちゃんと見えるかということよりも、怖いか怖くないかということの方が一気に重要になる。


飛行機に乗り込む。パイロットがヘッドフォンをつけろという。ヘッドフォンから怖い何かが出てきそうに思い、そんな行為にすら疑心暗鬼になる。


飛び立った機体は案外安定する。全くもって怖くない。ただ、旋回するときに遠心力で頭が引っ張られるような感覚が異常に気持ち悪く、酔う。
けれども結局、ナスカの地上絵も自分的には結構いけてたし、セスナに乗るという経験値も獲得できたし、満足のいくものだった。