ペルー2@クスコ


マチュピチュを見ようと、夜行バスでナスカから向かった。
これが自分の人生史上一番悪い移動になることであろう。
汚い内容です。



午後5時に出発して翌日午前6時に着くというバスに乗った。
相変わらずバスは遅刻し、乗り込んだのは午後6時。


乗り込むともう人が一杯で僕らの乗るスペースがない。「ドキたまへ」とも言えずウロウロしていると、何とか席を詰めてもらい確保に至る。
座った瞬間、上から人の荷物が落ちてくる。これはよくあること。


バスに4時間位揺られた時であろうか。隣に座っていた男の子が突然、ムトウの毒霧の如く吐く。その瞬間、僕の左半身はしっとりとしたものを感じる。イチゴヨーグルトのにおいだ。拭くものもなく、隣に座っていた親と思われる人も気を遣ってくれなかったので、何も為すことができず、結局最後までまみれた状態を保存する。
テンションが一気に下がり、脈が落ちるのが自覚された。高山病の影響かもしれないが、貧血っぽくなった。


午前2時。突然バスが停車する。どうやら土砂崩れで道路が塞がったらしい。しかもよく見ると、僕らのバスが最前に立っている。普通に危ない。
結局道路がひらく午前8時まで、立ち往生した。
イチゴヨーグルト臭いまま。


午後10時ごろ、今度は3リットルのコーラが僕の左腕に落ちてくる。そのペットボトルに着いたイチゴヨーグルトは、当たり前のように衣服に着く。特にコメントなし。


結局クスコに着いたのは午後3時。21時間のバス移動。
洗濯に精がでた。