ペルー3@マチュピチュ

マチュピチュって話には聞くけど、何のことさらさっぱりわからなかった。
一ヶ月前、地球の歩き方を立ち読みし、どんなものかと初めて知った。




マチュピチュに一緒に行く3人に話すと、何故かマチュピチュにまったく興味がないキャラにされる。不本意ながら。けれどもここマチュピチュは旅行の一番の見所と行っても過言ではない。不思議なことに、そんなことをいわれるとそんな気がしてしまう。
しかしこれ以上のものはこれより先、見られないと思っていたほど、期待していた。


マチュピチュを見に行く当日、節々が妙に痛い。風邪の兆候と酷似していて、いきなり暗雲がたちこめる。現在雨季のペルーだけあって、天候もすぐれない。


マチュピチュにつくと、親切にも順路と思われる矢印がある。それに従い、山道を歩く。しかし、行けども行けどもマチュピチュの姿をあらわさない。
しかも頭痛。
遠足の前に風邪をひく人間だったことを思い出す。


小一時間ゼーハー言いながら歩き、休む。何気なく下を見ると、遥かに小さくなったマチュピチュが雲の陰に隠れているではないか!道を間違えたことに失望するが、それ以上に上から見たマチュピチュは感動に値した。すげーの一言。


すげーの一言で十分だと思った。だからまったりできるポイントを探して、一日中そこで昼寝したり、ぼーっと見下ろしたりしながら時間を使った。細部なんてどうでもよかった。