B SCENE(武富智 著)

B SCENE (武富智短編集) (愛蔵版コミックス)

B SCENE (武富智短編集) (愛蔵版コミックス)

最近、自分のアンテナが冴えまくっている。
またもやジャケ買いで当たりを引いてしまった。
「おとうさん おかあさん ずっとつないでいて。ぼくを わたしを。」

上記の言葉は、帯に書いてあった。本を読むことは、言葉探しをすることだと何かの書に記述してあった。その通りで黙々と織成す途方もない言葉の群れから、お気に入りを探す。前後関係がその時点で不明だったが、傷つけられた。


この作家の良いところは、感情の爆発を躍動的に表現できるところだと思う。絵とは裏腹に、実は矢印が内向きのストーリーの数々。
ストロベリーショートケークスで、イラストレーターが吐いている姿を発見された瞬間に痺れた人には、痺れる。
また、ストーリー展開がサラッとぶっ飛んでいるところも素晴らしい。


こんな作家を教えてください。