見知らぬ、天井3

僕の病室は4人部屋。
1週間以内で大抵退院していく。入れ替わりが実に早い。
カーテン1枚で仕切られたプライベート空間は、人間性がにじみ出る。


「品」について考えさせられた。


どこかの会社の偉い人のところには、ひっきりなしで部下が面会にくる。
部下が去った瞬間、恥ずかしげもなく部屋ではオナラの大合唱が始まる。


あるお年寄りは、普段看護婦さんに対してお礼も言わず、適当な態度をとる。
しかし家族が来訪している時には、大変丁寧な態度で接する。


社会的な顔と、素の顔の差があることは恥ずかしいことだと思った。

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入院中、mix CD的なものを聴きたくなり、上記アルバムを久々に聴いた。
かなり良い。
知っているアーティストはfour tetanimal collective、stereo lab、オーテカ、model 500しかいないのだが、縦横無人に入り乱れる様々なジャンルの音楽が非常に刺激的。
オーテカで終わるところがにくい。