"SOUNDZ FROM GERMANY" festival 2005

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GWをゴールデンな感じに過ごすため、当日券でこのイベントに乗り込む。
よく趣旨がわからないのだが、とりあえずドイツの自己PRイベントらしい。

僕の行った日の出演アーティストは

マウス・オン・マーズラリ・プナ、ポール、アトムTM・VS ピンク・エルン、ISO68、ミア

2ステージなので、半分しか見られない。
因みに知っているのはマウス・オン・マーズとアトムTMだけっていうね。
以下レビュー。


MIA

女ボーカルで、メンバーは5人。ドラムの人はライトの都合で良く色はわからなかったのだが、白と水色で服の色が統一されていてアートっぽさを醸し出す。
ロックバンドもドイツに染まればお洒落になるのだななんて思った。日本の青春パンクとかって、そっちっ気ゼロじゃん。

登場の音がトータスで、気分を盛り上げる。あのライブはよかったなぁなんて少し思い出に浸る。

音も知らなければ名前も知らない。勿論期待など一寸もしていなかった。しかし、期待に反する素晴らしいバンドだった。

まず、熱い。例えて言うならナンバーガール並に熱い。日本で誰も知らないバンドだったためアウェイ感は否めなく、全くもって盛り上がらなかった。しかし、凄いライブだった。
ギーター2本とベースは陶酔しきった感じでかき鳴らす。パフォーマンスもする。
ちなみに男はイケメン、女は可愛い。素晴らしいね。
ギターの音もナンバーガールのメジャー1stを彷彿させるようだった。結構好みの音。後ろでピコピコと電子音が鳴り、盛り上げる。ボーカル曰く、今流行のディスコパンクらしい。ブロックパーティーも真っ青。そんな感じ。


LALI PUNA

これもまた女ボーカルのバンド。
MOOGシンセが輝き、どんなパフォーマンスをしてくれるのかななんてドキドキした。
で、これもまた音も知らず名前すら知らずだったが、いいんだ。

ジザメリっぽい曲も多々あったが、基本的にはフワフワとした感じの曲が続く。けれども、ドラムがしっかりとなっているので、まったりした曲にはならない。
かなり僕の好みの感じだったため、例の如くノリノリになる。
よっぽど目立っていたのか、MOOG使いと目が合い、僕が微笑みかけると、彼も笑った。音楽が人と人との心を繋ぎ、国境がなくなった瞬間だった。

MOOGは魔法の箱だね。こんなに豊かな表現ができるなんて。正直欲しくなった。
で、代わりに彼らのCDを一枚買って帰ったとさ。


MOUSE ON MARS

トリを飾ったのが彼ら。正直彼ら目当てで行ったため、これまでがあまりにも良すぎたこともあり、期待で胸がはちきれんばかりだった。

ドラム&ボーカルが一人、ベース&変な箱(サンプラーか?)が一人、パソコンが一人というかなり変則的な編成。LIVE映像を見たことがなかったため、これにはびっくりした。てっきりケミカルブラザーズのような感じでやるのかと思っていた。

CDの音からは踊る事は到底不可能だとおもっていた。しかしノリノリになり、かなり激しく動き回ってしまった。マウスオンマーズで踊るなんて末期症状かと思ったが、けどこれがまたいける。新発見。
その原因はドラムが一つあるかと思う。
ブラジルとかメキシコとかにいそうな風体の人で、強靭なビートを刻む。しかも歌いながら。変人だ。

噂には聞いていたものの、彼らのライブがここまでいいものだとは思わなかった。激しすぎる。完璧。
フジにきたらヘッドライナーの称号を与えたいくらいである。


このイベントを通して、ドイツに対してのイメージが良くなったことは間違いない。
ドイツの音楽はここまでのクオリティだとはおもわなかった。
これをきっかけに、手を広げられたらなと思う。