僕が旅に出る理由

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先日述べたことを人に話すと不思議がられることがよくある。
1年前の僕でも当然不思議がるだろう。
だから、まとめてみた。

そもそも旅行を始めたきっかけは猿岩石にあると思う。
就活中にも言ったのだが、彼らの旅する姿に憧れたのだと。
香港を出発して、道を行く度に彼らは何かを感じ取り、成長していく。

「猿岩石に感化されて、旅行をしようと意思決定するなんて馬鹿げている。」

こんな風に人は感じるだろう。
客観的に見てもそう思う。
けど、人間なんて案外そんな単純なところで、行動に移す。
10年間続けた野球も、きっかけは「山下たろーくん」という漫画に影響されたから。
なんてシンプルなんだ。

「最長半年間。」

この選択肢は、実は最近発見したものだったりする。
去年の夏に、初めて一人で海外に行ってみた。
その時、僕のプランは3週間強。
我ながら、なんて長い旅程なんだと思っていた。
しかし実際に行ってみると、それは短い方だということを思い知らされた。
もっと長い旅行もありなんだと。
3ヶ月目という人にも会ったし、半年後に日本に帰るという人にも会ったし、20年間旅行を続けているという人にも会った。
極端な例かと思うかも知れないが、3ヶ月でも短い部類に入る。
長期行くスタイルもアリなんだと言う事を知った。
知ったという表現が一番適切だ。

きっかけや、選択肢の出現はどんでもいいとして、本題に入る。
僕が旅に出る理由。

理由1:未知を味わいたい
プノンペンの空港に降り立った。
その瞬間、カルチャーショックを受けたことを今でも覚えている。
あり得ない光景が広がっていた。
それを追い求める。
価値観を揺さぶる。
だからこそヨーロッパというより、中東になるのだが。

理由2:時間の問題
僕に残された時間は短いと自覚している。
8月から4月の頭まで、8ヶ月の自由な時間がある。
これほど自由な時間を、この後の人生でもう一度とる自信はない。
仮にとれたとしても、存在するかわからぬ老後だろう。
「若い君は何をするの?」という話になる。
そこで最適と判断したのが、ずばり旅行である。
今回を逃したら一生行けないと思う焦り。

理由3:自分を見つめ直す
来年の3月、16年に渡る学生生活が遂に幕を下ろす。
僕はそこにピリオドを打ちたいと思った。
人生なんて連続的なものだと常々思っているので、無駄なことなのかもしれない。
けれども、区切りは必要だと思った。
カルチャーショックを受けながら、見つめ直す。

他にも理由なんて出てきそうだが、今思いつくのはこんなものなので、思いつき次第また。