イラン4@エスファハン

三ケツした。

2キロくらいある道のりをテクテクと一人歩いていた。幹線道路沿いで、車は凄い勢いで通り過ぎていく。
そんな中「ハローミスター」という声が後ろから聞こえる。振り返ると原付に乗った親子が手を振る。歩いているとしょっちゅう声を掛けられるので、いつも通りに返事をする。「ハロー」

通り過ぎるのかと思いきや、親子は止まる。うれしそうな顔をして、手招きをしてくる。
子供はみかん箱位の大きさの箱を抱え、両手一杯に不思議な実を持っている。それを僕に差し出してくる。何かわからなかったが、とりあえずありがたく貰う。すると実をリュックサックに入れて、もっと貰えという。

何処に行くのかと尋ねてくる。僕の目的地を伝えると、後ろに乗れと言う。
正直疲れていたし、三ケツを一度してみたかったのでありがたくまたがる。子供は箱を抱えて前に座り、おじさんは真ん中に座って運転、後ろには謎の東洋人。
不安定な中、風を切って疾走!

目的地に着き、お礼を言う。箱が落ちそうだったので支えると、箱ごとやると言う。
いらん、、

イランの人の良さは一体何なんでしょうか。