インド5@バラナシ

人生始まって以来の酷い下痢に襲われた。
とても汚い話。

カジュラホ〓バラナシに電車で向かった。しかしカジュラホは田舎にあり、バスでマホバという駅に行き、そこから電車に乗る。マホバという場所もまた田舎。エホバの証人を思い出した。
で、駅の周りに食べるところがいくつもあるのが常だが、この駅の周辺には一軒のカレー屋しかなかった。選択の余地も無くそのカレー屋に入る。

注文したターリーと呼ばれしカレー定食は、何故かどれも冷め切っていた。しかし頼んだからには食べるしかない。決して旨くない。またこの味かと連想させるような代物。調子に乗ってお替わりまでした。

電車の中。12時発の列車は1時間遅れてマホバを発った。駅の待合室では眠気たっぷりだったのだが、電車に乗り込んだ瞬間に眠気は何故か吹っ飛んだ。横になると何故か腹が痛い。眠れない。
突然もよおす便意。暗闇の中、一人トイレを目指した。

インド式のトイレにしゃがみ込むと一気にでる。その出たものに僕は目を疑った。
お尻から出たものは固体ではなく、液体なのである。しかもその勢いが半端ない。蛇口をひねったかの様に発射される。こんなことは僕の人生に一度もなかった。
あのターリーめと恨んだ。

で、またベッドに戻り水を飲む。するとすぐに便意をもよおす。そこからは同じことの繰り返しが延々と続いた。これでは肛門がもたないと思い、ちり紙ユーザーからレフトハンドユーザーに切り替えた。郷に入りては郷に従え。
これがあの「incredible india」かと納得した。ようやく出会えた。全く嬉しくなかった。

今日でクレジットカード付帯の保険が切れる。3ヶ月しかカバーしていないのである。
これから食には気をつけなきゃ、と思ったのでした。