ネパール2@カトマンズ

その場のノリでカジノへ行った。
初カジノ。

グルジアでもカジノは沢山あったのだが、お金の心配もあって入る気しなかった。序盤だったし、そこで財産を失って帰国も寂しいからだ。しかし今はもう終盤戦。それがトリガーになったと言うよりもよりも、正確にはフリーアルコール、フリーフードに惹かれて行くことにした。お金はあまり賭ける気はなく、様子さえわかればいいかなと思った。

カジノに着くと、バラナシで出会った日本人と再会した。彼はスロットを興じていた。彼曰く500ルピー(約7ドル)で1時間以上遊んでいるとのこと。彼の隣の日本人も同様に100ルピーが1時間以上もっていると。その話を聞いたとたん、急に血が騒ぐ。
しかし、とりあえずフリーフードのアイスクリームを食べる。普通にうまい。

甘いものを食べてテンションを上げ、カジノにチャレンジ!気合を入れて100ルピーをコインに替える。
彼らと同じくスロットの台に座る。隣の日本人を横目にスロットを回す。いとも簡単に当たりを引いているのに対し、からっきしあたらない。一度も当たりを引くことなく、僅か3分程度で100ルピー飲み込まれる。空しさのあまりもう60ルピー投入するも結果は同じ。
「もう終わったの?笑」

ふて腐れてアイスを食べる。
僕とかれこれ2週間は行動を共にしている人は、ルーレットをやっている。賭け額が半端なく、20ドルも両替したとのこと。しかも彼の前には20ドル以上のコインが!彼を見ているとまたやってみたくなる。
そこで、泣けなし10ドルをエイヤっとコインに替える。

ルーレットはレートが高く、最低3ドルからの賭け。慎重に頃合いを見計らって9倍のところに4ドル賭ける。最初は36倍に賭けようと思ったが、流石にその勇気はなかった。結果はあっけなく外れ。しかし転がる瞬間のドキドキ感はたまらない。
外れたら急に熱くなる。けど何とか自分を制止し、またも見ることにした。で、今度は弱気に3倍に賭ける。結果は同様。後がなくなる。
よく見てみると、隣の中国人はやたら黒に賭けているのが目につく。と言うことは、赤に賭ければディーラーが上手いことしてくれるんじゃないかという考えが頭に過ぎり、即実践。しかしそんな浅はかな読みなどカジノ業界に通用するわけはなく、僕のコインは消え去った。

結局一度も当たりを引くことができなかった。つくづく自分のギャンブル下手さを感じた。

負け額:10ドルと160ルピー
現地の価値にして9000円位