ボリビア2@オルーロ

南米三大祭りの一つがオルーロのカーニバル。
日程を合わせてわざわざ行った。
まずは前夜祭。


この祭りは水かけ祭りも兼ねる。
街をあるいていると、突然ドスンという刺激と共に、冷っとした感覚。水風船が背中にあたったらしい。その姿を見て、きゃっきゃ喜んでいる、若い女の子たち。もちろんカチンとくる。
子供たちもツーリストと判ると、水鉄砲でしきりに狙ってくる。
基本的には異性を狙う為、「ぶつけられる=もてているんじゃね」って勘違いもして、悪い気持ちもしない。


しかしやられっぱなしだと、日本人が舐められる。
そう思った僕ら2人は日本兵として、ボリビア軍に戦闘を挑むことにした。
武器は500ミリのペットボトルに水を詰めたものを、二本ずつ持つ。


歩くと、目の前に5人程のの女の子の群れが道路を挟んで見える。彼女たちは僕らを見つけて、急に水風船を隠し持ち車の影に隠れる。気付いていないふり作戦で、相手を油断させる。正直、正面から狙われた水風船など、あたる可能性は0に等しい。


近づくと同時に総攻撃を仕掛けてくる、ボリビア軍。サクサク避け、相手の持ち弾がなくなった瞬間に電撃作戦敢行!
相手の後ろに回り込み、顔を目掛けて水をぶちまける相方。それに気を取られ僕に背を向けるボリビア軍。一人の女の子の頭から、日本古来から伝わる「養老の瀧」という技を繰り出し、撃沈させる僕。
その最期の声に気がつき振り向く2人。それと同時に顔に浴びせかけ、2人死亡。


そしてラスボスへと足を踏み込むと、彼女はバケツという名の大量破壊兵器を所持。僕らにはそんなものはなく、残念ながら核抑止力は働かない。
しかし、彼女がそれを使う前に懐に入ってしまった僕にとって、バケツは無力と化す。しかも僕の後ろには、一人のボリビア兵士が。上手く逃げれば後ろのボリビア軍がバケツの水まみれになるのではないかと考える。


そこでラスボスの顔に水を浴びせかけると、彼女はバケツを振りかざす。ダッシュで逃げる筆者。もう核兵器は止まらない。後ろにいた、バケツに気がつかぬボリビア兵へとスラムダンク


こうしてボリビア人は大和魂の前に、平伏したのであった。