Perfumeについて


久々に書きます。
僕は、一週間Perfumeについてずっと考えてました。っていうのは嘘のようなホントのはなし。


僕の友人が最近やたらPerfumeにはまっているらしい。情報筋によると、Perfumeメンバーが太ったことが心配になって、人に電話したとかしなかったとか。
そんなPerfumeをずっと聴いたことも観たこともなかったので、とりあえず観てみた。正直驚いてしまった。こんなアイドルが存在してよいものかと。


アイドル=偶像的存在なわけで、絶対な存在でなければいけないはずだ。けれども僕の観たPerfumeは違う。取替え可能な、人形にしか見えなかった。
歌声にエフェクトがかかる。その瞬間に、Perfumeは個性を失った極めて匿名的な存在へと変化する。踊っている彼女達は一体何なんだろう。インターネットから抜け出てきた、体温のないアバターのように見える。
その点が逆に支持される理由なんだろう。無難に客観的に観察できるし。


さて、彼女達の音楽はいかがか。僕は上記のことも踏まえた上で、ぶっちゃけ好きだ。まず悪いわけがない。
Kitsune maisonから積極的に選曲しそうなDJがかけるようなテクノサウンドに、可愛らしい女の子に、結構見応えのあるダンス。これはつまらないわけがない。


wire08へ行った。wireの缶バッチと間違えて鬼太郎のガチャポンを買ったのは悪い思い出。wireで気付いた。ステージパフォーマンスの重要性を。シークレットシネマのLIVEで最も盛上がったのは、ゴレンジャー的仮装をした外国人が、ステージに乱入して踊った瞬間だった。観客はプロの演出だと思ったことだろう。しかし単なる乱入だ。
何が言いたいかというと、テクノ+αの演出が素晴らしいということ。結構無理やりだが電気グルーヴも同様。


また、彼女達の歌う薄っぺらい歌詞はいかがか。僕としては何も問題がない。歌詞にもはや何も求めていないからだ。だから意味を一ミリも理解していない洋楽を、いい曲だと素直に認めることができる。(一応気になる曲はたまに歌詞を理解しようとしますが。)
歌詞はきれいな音の組み合わせ。歌声は楽器の一種。よって何も問題ないのだ。


最後に「チョコレイトディスコ」を観てお別れしましょう!